ラザントパワーグリップの卓球ラバー
ラザントパワーグリップの卓球ラバーを試打したレビューです。androから発売されたハイテンションラバーです。
ラザントパワーグリップの卓球ラバーの値段は、定価が5,940円です。
テナジーの価格が6,480円なので500円くらい安いです。
ラザントパワーグリップの卓球レビュー
ラザントパワーグリップのパッケージは、中国語と韓国語の表記があります。グリーンスポンジになっていて緑色です。
スポンジ硬度が50°という硬さで、ハードなテンションラバーです。
ラザントパワーグリップの試打の感想
ラザントパワーグリップを貼って試打しました。かなりズッシリとした卓球ラケットになってしまいました。
重量が非常に重いです。
テナジー05は重いですが、ファスタークG-1に変えるともっと重く感じます。
ラザントグリップはファスタークG-1よりさらにもっと重さがあります。
最新ドイツラバーはテナジーよりも重いものが多いのですが、そのmade in germanyの中でも特別に重いです。
ここまでの重さの卓球ラバーは他に無いのではないか。
そんな感想をもちました。
フォア打ちではあまりボールにスピードが出ません。
ラザントパワーグリップは無印のラザントのように硬さがあります。
前陣で得点できるような速度が出にくい感じです。
台から下がる戦型は向かないです。
ラザントパワーグリップとラザントターボを比較
ラザントパワーグリップのサーブとツッツキは、ラザントやラザントターボよりもかかります。ターボのようにボールが滑ることが減りました。
ラザントパワーグリップはプライドやヘキサーやロクソンのようにかからないかと言われればそうではないです。
最新のドイツラバーの中ではかかるほうです。
ちょうどシグマやオメガVぐらいで、ヴェガプロを使ってる人からするとスピンがかからないとか球質が軽いと不満が出る感じです。
スピンはテナジーのほうがよくかかる印象です。
ストップとブロックは変に弾みやりにくいです。
スマッシュとフリックは入れにくいという感想です。
ラザントパワーグリップは相手のボールの影響を受けやすいラバーです。
ドライブは早く振れば回転はしますが、飛ぶ角度が不安定な印象です。
卓球ラバーの中でとくに重いのでスイングが少なからず遅れます。
ラザントパワーグリップは斜め上に飛ぶテンションラバーで相手のボールの勢いによって角度が変わりミスが出ます。
ラザントやラザントターボでもテナジーより重かったのにもっと重いことから、筋肉に自信がある人とか鍛えていて腕が太い人向きです。
パッケージにある緑色した筋力ムキムキの外人体格の人なら使えるかもです。
ラザントパワーグリップの寿命
数回使うと表面のかかりが悪くなってきました。ラザントパワーグリップの寿命は短いです。
テナジーのようにスポンジに食い込んで回転がかかるわけではなく、硬いです。
テナジーは自分のスイング以上のドライブが出ますが、ラザントパワーグリップはそういう食い込むスプリングスポンジみたいなスポンジ効果は無いです。
フルスイングできない場面ではスピンがそれほどかかりません。
スピードも回転もほどほどの球になりがちでブロックされやすいです。
相手のチャンスボールになってしまってカウンタードライブを打たれやすいです。
試合中にフルスイングできる場面は少ないので厳しいです。
練習仲間にも打ってもらいましたがラザントパワーグリップは癖がある難しい卓球ラバーという感想があがりました。
ラザントパワーグリップは卓球ラバーのシグマやオメガVに似ています。
ラザントパワーグリップの重さが特段重い点、シートがボールにひっかかるようであまり回転がかからない特徴はXIOMのシグマやオメガVという卓球ラバーにそっくりです。同じドイツ工場のESN社で作られていてほとんど同じ性能で、値段はシグマのほうが安いです。
XIOMではヴェガの性能の影に隠れてしまってシグマやオメガVは見かけない卓球ラバーです。
〜追記〜
2014年10月に発売された卓球王国の四大用具対決でラクザ7ソフトとヴェガヨーロッパとラザントパワースポンジなどが特集されていました。
実業団選手の2名がラバーの性能が良いか悪いか評価していました。
2名の卓球選手ともラザントパワースポンジが最低評価でした。
スピードと飛距離とスピンなどに最低評価ばかりでした。
私自身は何枚も卓球ラバーを使ってだんだん性能の善し悪しがわかるようになってくると、ラザントシリーズやandroラバー全般にあまり良い感想を持てなかったです。
メーカーからお金をもらっているわけではないので嘘をついて褒めちぎることはしませんし、正直に書き過ぎているかなと少し心配していましたが、この内容が真実で正しいと証明されて安心しました。